トイレの話

以前、ラジオを聞いていたら、「貴方は立ってする派?、それとも座ってする派?」というテーマで議論がされていた。
男性が小用をトイレで「立ってする」か、「座ってする」か・・・という話だ。

私はこの放送を聞いて、びっくりし、ショックを感じ、腹も立てた。
男が座って小用を済ませるなんて聞いた事もなかった。

「座ってする」という人の中には「奥さんに強く要望された。」という回答があった。
「立って、おしっこをするのが男のアイデンテイティ」と思っていた私には「冗談じゃない。」
男が座って小用をするなんて、男のプライドを捨てるのと同じぐらい屈辱的・・・と思っていた。

さて、お店のトイレ。週に1回ぐらいは私が掃除している。

ガーデニング関係の仕事が入り、若い男の子が二人以上、店を出入りするときは、夕方にはトイレが臭くなる。
若い子達だから、勢いよく、放出するのでしょう。しかも背が高いから、その落差も大きく、はねっかえりも大きい。その日はトイレハイターとブラシを持って、掃除します。

最近、設計士の先生と話す機会があり、トイレの話になった。「私は座ってします。」と当然のようにいわれた。
「だって、トイレが汚れるのは嫌じゃないですか。外してしまって(便器の中に飛ばせなくて)床や壁を汚す事だってあるじゃないですか。壁や床がタイルならまだしも、クロス張りだったら、シミになって取れませんよ。」  
 
それを聞いて、私の意識も変わりました。店のトイレはタイル張りだが、自宅はクロス張りだ。「そうか、座ってすることはちっとも男の権利を放棄することではないんだ。」
目の悪い私は確かに外してしまうことがある。

今は私も「座ってする派」です。トイレも臭わなくなった気がします。
(ということは私が原因だったのでしょうか?)