シクラメン

いよいよ、冬の花鉢シーズン到来です。お花屋さんの店頭も目にあざやかになってきました。

さて、日本で最も生産量の多い花鉢は何かご存知ですか?

それは、シクラメンです。

シクラメンは元来、地中海沿岸で自生していたもので、花茎が丸くなって出ることから「Cycle」サイクルという意味から命名されたと言われています。

古来は、その花よりも茎の澱粉に注目されて、食用にされていたそうです。花が楽しまれる様になったのは、ドイツでの品種改良がきっかけだそうです。

日本には、明治時代に伝わり、本格的な栽培が始まりました。和名ではその花の姿から「かがり火花」また球根の形から「豚まんじゅう」とも言われてますが、滅多に和名で呼ばれることはありません。

近年は、室内観賞用の他に、屋外でお庭やプランターに植えて楽しめるガーデンシクラメンや香りを楽しむ芳香シクラメンなども流通しています。

品種や色、葉色などにこだわって仕入れをしている生花店は、いろいろアドバイスしてくれると思います。例えば水遣りは、暖かい日の午前中に・真冬は、ぬるま湯程度の水をあげるなど・ちょっとしたことがお花には大切です。

さてこの冬、お部屋・お庭をシクラメンでディスプレイしてみては、いかがですか。